二本の持ち手がアクセント、美しい楕円バスケット
根曲(ねまがり)竹は、信州や東北地方など、積雪が多い、寒い地方に成育する根元が曲がった細い竹のこと。名前に竹とついていますが、実際には笹の種類になるそうです。雪の重みで鍛えられて根元部分が曲がるため、その名がついたと言われています。
福島県喜多方市の雄国(おぐに)地方で作られる根まがり竹細工は、江戸時代から冬季、農閑期の大切な仕事として伝えられてきました。根曲竹は癖や曲がり、節が多く加工には手間がかかると言われていますが、その特徴をそのまま活かして利用し丹念に編まれた竹細工は、長持ちして丈夫な生活の籠として重宝されてきました。
楕円のござ編みかごは、インテリア小物を入れたり、家庭菜園の収穫かごにしたり。野菜などを入れてキッチンに置いたり、季節の花を飾っても素敵ですね。二本の持ち手がアクセントとなり、ぽん、と置くだけで絵になります。底部分も丈夫ないかだ底編みを施し、長く使えるよう丁寧に編まれています。
手しごとの籠は、わたしたちの暮らしにやさしさとぬくもりある景色をつくってくれます。
■ Size:約35cm×約30cm かご本体高さ・約25cm 持ち手までの高さ・45cm
■ Material:根まがり竹
※手づくりのものとなります。サイズ表記は目安です。
※持ち手部分など、一部ボンドを使い強化しているところもあります。
※自然の素材を使っていますので、竹が少し飛び出たり、網目が荒くなるところもあります。
手しごとのものとして、おおらかな気持ちでお楽しみください。