安曇野「れんげの家」の染めしごと
アルプスの雄大な景色と、清らかな名水で知られる、長野県安曇野市。福祉の拠点「れんげの家」は、精神の障がいを持った方が、一般就労や自活のための知識、能力を養う場所で、縫製商品やバターケーキの製造・販売に取り組まれています。
厚手の丈夫な帆布を染料で染めた後、隣の豊科町名産の玉ねぎの皮を使い、これを煮出して2度染めしているため、和紙のような独特の表情があります。またバッグ1つ分の生地を1枚ずつ丁寧に手で染めるため、同じ色は二度と出会えません。繊細なニュアンスを感じる色は、優しく穏やか。信州安曇野の山々や森、里山が織りなす四季折々の自然風景を感じさせてくれます。
軽やかに愛らしいミニバッグ
「すくえあバッグ」シリーズは、その名の通り四角形のシンプルなタイプ。お財布や、スケジュール帳、文庫本などが入るくらいの大きさで、お散歩やバッグインバッグにもぴったりです。
すくえあバッグのアクセントは、裏側の入れ口に施された内布。一つひとつ変わる布がチャーミングでいたずら心を感じます。着物の伊達襟(だてえり)のように、ほんの少し内布の模様が見えるのもなんとも愛らしい雰囲気です。
表布の帆布と裏布の二重仕立て縫製となっているためしっかりしたつくり。持ち手のナチュラルなヌメ革は、経年により柔らかく飴色に育っていきます。
デニムやネイビーカラーのスタイリングに合う「まつば」、ニュアンスのあるごく薄い黄緑色の「わかな」、うすいブルーの「わすれなぐさ」。どれもやさしい気持ちになりそうな絶妙なニュアンスのカラーです。
日頃お世話になっている友だちや知人への気軽なプレゼントにもおすすめです。お子さんや母の日のギフトにもぴったり。手間をかけてつくられたことを感じられる繊細な染め色バッグは、コレクション心をくすぐり、色違いで集めるファンの方も。ぜひあなただけのお気に入りの色を見つけてくださいね。
れんげの家は、精神の障がいを持った方が、一般就労や自活のための知識、能力を養う場所。丁寧に仕立てあげた手しごとの染めバッグは、長野県松本市のクラフトフェアやイベントで大人気だそ。別売のポーチやティッシュケースとあわせて使ってもよいですし、ギフトにもおすすめです。安曇野の田園風景のような穏やかで優しい気持になる、魅力にあふれた手しごとのバッグたちです。
color
-
まつば
-
まつば(内側)
-
わかな
-
わかな(内側)
W 約23cm × H 約24cm(持ち手TOP約35cm)×マチ約3cm
■ Material:綿8号帆布(中布:綿麻)持ち手:植物性タンニン鞣しの牛ヌメレザー
■ 染色:染料、玉ねぎの皮
※画像は、ディスプレイやデバイスにより色が変わってみえることがあります。染め色ならではの光の当たり具合で、濃く見えたり、薄く見えたりがあります。
※手づくりの品となりますので、個体差があります。手染めゆえのムラがありますが風合いとしてご理解ください。
※染料の性質で、使ううちに染め色がだんだんと薄くなります。経年の変化をお楽しみください。
※洗濯などができない素材になります。生地には硬化加工をしており、色が褪せることもありますので「れんげの家」では洗わないことをおすすめしています。汚れが気になる部分には、優しくブラシを当てて汚れを落としたり、消しゴムでこすると落ちる場合があります。汚れの目立つ部分だけを強くこすると、その部分だけ白っぽく色落ちしますので、ご注意ください。また日焼けによる色褪せ、雨、汗、摩擦などによる色落ち、色移りなどが起きる場合があります。
※持ち手部分のヌメ皮は、表面加工をしていないため簡単に傷がつきます。牛がもともと持っていたシワ・たるみ・傷などがそのままナチュラルスタンプがそのまま見られますが、天然皮革には付きものの特徴ですので自然のものとしてお愉しみください。