テーブルの主役に。鉄媒染のカシのボウル
中矢嘉貴さんが近年取り組まれている鉄媒染の器が入荷しました。鉄媒染とはお歯黒にも使われている材料だそうですが、艶のない渋い茶黒に、木肌がうっすらと見えるように仕上げられています。
試行錯誤の上、この色合いに落ち着いたというモダンな仕上げ。漆ともオイルとも違う仕上げは、食べ物の色日引き立ててくれそうです。
なかなかお目にかかれない、カシの木の大型ボウル。トマトサラダをたっぷり盛りつけたくなるような。存在感抜群の器がテーブルにあれば、会話も弾みそうです。
使い込んでいくうちに木肌が強くなり、風合いが出てきます。育てて経年変化を楽しむのが、木の器の醍醐味といえます。
富士山麓や山梨県など、近隣の倒木で、唯一無二の作品を生み出す木工作家・中矢嘉貴さん。
切り出されたばかりの「生木」からかたちを削り出し、その後1ヶ月かけて乾燥させます。これにより独特の歪みが生じ、ダイナミックかつ繊細なフォルム、美しい木肌をもつ作品が誕生します。
旋盤で削り出す工程では、樹液のしぶきを浴びることもあり、木の生命を実感するといいます。乾燥中も、プチプチと音を立てながらうつわの形が変わっていくのを実感するとか。生命の営みへの畏怖や感動が、その作品に表れています。
■ Size:260×245×H75mm
■ Material:富士山麓のカシの木に鉄媒染
※木肌が見えている部分がありますが、鉄媒染の特徴となります。
※手作りのため、サイズや色合いに誤差があります。
※電子レンジ、オーブン、食洗機では使えません。
※長い間水につけたままにしたり、エアコンの吹き出し口近くなど極度に乾燥した場所での保管は避けてください。
※汚れを落とすときは、中性洗剤をご使用の上、柔らかいスポンジでやさしく洗ってください。
※洗い終わったあとは、すぐに乾いた布で拭き取り、風通しのよい場所で乾かしてください。
※ときどき、くるみ油や、オリーブオイルなどをすり込み、しばらくおいたあとよくふきとってください。美しい艶がでてきます。
≪木のうつわの育て方≫
中矢さんの奥さまから、木のうつわの育て方を聞きました。
1.まずはサラダから。
ドレッシングが馴染むまで10回程使っていきます。
2.次に揚げ物などの油ものを。染みができても大丈夫。
染みが重なることで木肌が強くなっていきます。
3.その後は炒め物を。うつわに油が馴染んでくると
パスタ・カレー、煮物などでもお使いいただけます。
試行錯誤の上、この色合いに落ち着いたというモダンな仕上げ。漆ともオイルとも違う仕上げは、食べ物の色日引き立ててくれそうです。
なかなかお目にかかれない、カシの木の大型ボウル。トマトサラダをたっぷり盛りつけたくなるような。存在感抜群の器がテーブルにあれば、会話も弾みそうです。
使い込んでいくうちに木肌が強くなり、風合いが出てきます。育てて経年変化を楽しむのが、木の器の醍醐味といえます。
倒木を生木のまま削り出して生まれるうつわたち
富士山麓や山梨県など、近隣の倒木で、唯一無二の作品を生み出す木工作家・中矢嘉貴さん。
切り出されたばかりの「生木」からかたちを削り出し、その後1ヶ月かけて乾燥させます。これにより独特の歪みが生じ、ダイナミックかつ繊細なフォルム、美しい木肌をもつ作品が誕生します。
旋盤で削り出す工程では、樹液のしぶきを浴びることもあり、木の生命を実感するといいます。乾燥中も、プチプチと音を立てながらうつわの形が変わっていくのを実感するとか。生命の営みへの畏怖や感動が、その作品に表れています。
■ Size:260×245×H75mm
■ Material:富士山麓のカシの木に鉄媒染
※木肌が見えている部分がありますが、鉄媒染の特徴となります。
※手作りのため、サイズや色合いに誤差があります。
※電子レンジ、オーブン、食洗機では使えません。
※長い間水につけたままにしたり、エアコンの吹き出し口近くなど極度に乾燥した場所での保管は避けてください。
※汚れを落とすときは、中性洗剤をご使用の上、柔らかいスポンジでやさしく洗ってください。
※洗い終わったあとは、すぐに乾いた布で拭き取り、風通しのよい場所で乾かしてください。
※ときどき、くるみ油や、オリーブオイルなどをすり込み、しばらくおいたあとよくふきとってください。美しい艶がでてきます。
≪木のうつわの育て方≫
中矢さんの奥さまから、木のうつわの育て方を聞きました。
1.まずはサラダから。
ドレッシングが馴染むまで10回程使っていきます。
2.次に揚げ物などの油ものを。染みができても大丈夫。
染みが重なることで木肌が強くなっていきます。
3.その後は炒め物を。うつわに油が馴染んでくると
パスタ・カレー、煮物などでもお使いいただけます。
商品のつくり手について
富士山の麓、富士宮市に工房を構える中矢嘉貴さん。
間伐材や台風による倒木など不要になった富士山麓や山梨県の木を使い、乾燥する前の「生木」を削り出してかたちづくったのちの乾燥させる手法で作品づくりに取り組んでいます。まだ樹液をたっぷり含んだ状態の木を一気に薄く削り込んで成形し、乾燥させることで、乾燥段階における独特の歪みが造形美となり、ダイナミックなフォルムを生み出すのです。
また、「生木」の作品とは対照的に、乾燥木材を用いるコーヒーフィルターホルダーなどのウッド小物には、大手企業の機械設計技師だったという異色の経歴を持つ中矢さんの、緻密な技術や実直な仕事が光ります。中矢さんや奥様の「日常生活の中で、こんなものがあったらいいな」という使い手の目線から生まれたアイテムは、磁石を巧みに用いるなど機能的で暮らしを楽しくしてくれます。
[N Drive 2号 ふじのたから 掲載作家]