さまざまな表情を魅せる花器
中矢嘉貴さんの鉄媒染フラワーベースが入荷しました。 生木挽きで削り出し、その後鉄媒染を施すことで薄く木目が見える仕上がりとなっています。
中矢さんが使う樹木は、倒木や朽木がほとんど。そのため、シミや虫食い、節などが多い、本来は捨てられるような材料も多くあるそうです。こうした材料も無駄なく生かすために、試行錯誤の末、たどり着いたのが、この「鉄媒染」という手法。
鉄分と木に含まれるタンニンを反応させることにより染まる、鉄媒染は、漆とは違うマットな仕上がり。浮かび上がる年輪が、ビンテージの家具を思わせるようなモダンでストイックな印象を与えます。
木を生かしきるという、中矢さんのものづくりへの真摯な姿勢を感じる器です。
付属のプラスチック容器に水を入れて使う仕様になっています。小ぶりな枝やアイビー、日々を愉しむ草花を入れるのにちょうどよく、インテリアにも馴染みやすい大きさと雰囲気です。 経年による変化も楽しめるため、大切な人への贈り物にもおすすめです。
富士山麓や山梨県など、近隣の倒木で、唯一無二の作品を生み出す木工作家・中矢嘉貴さん。
切り出されたばかりの「生木」からかたちを削り出し、その後1ヶ月かけて乾燥させます。これにより独特の歪みが生じ、ダイナミックかつ繊細なフォルム、美しい木肌をもつ作品が誕生します。
旋盤で削り出す工程では、樹液のしぶきを浴びることもあり、木の生命を実感するといいます。乾燥中も、プチプチと音を立てながらうつわの形が変わっていくのを実感するとか。生命の営みへの畏怖や感動が、その作品に表れています。
■サイズ Ф55mm(入口) 〜Ф70mm(最大)× h130mm
■素材:カシ
■塗装:鉄媒染+オイル仕上げ
※手作りのため、サイズや色合いに誤差があります。
※水を張ってのご使用はできませんので、必ず付属の容器に水を入れてお使いください。
※長い間水につけたままにしたり、エアコンの吹き出し口近くなど極度に乾燥した場所での保管は避けてください。
※汚れを落とすときは、中性洗剤をご使用の上、柔らかいスポンジでやさしく洗ってください。
※洗い終わったあとは、すぐに乾いた布で拭き取り、風通しのよい場所で乾かしてください。
※ときどき、くるみ油や、オリーブオイルなどをすり込み、しばらくおいたあとよくふきとってください。美しい艶がでてきます。
中矢さんが使う樹木は、倒木や朽木がほとんど。そのため、シミや虫食い、節などが多い、本来は捨てられるような材料も多くあるそうです。こうした材料も無駄なく生かすために、試行錯誤の末、たどり着いたのが、この「鉄媒染」という手法。
鉄分と木に含まれるタンニンを反応させることにより染まる、鉄媒染は、漆とは違うマットな仕上がり。浮かび上がる年輪が、ビンテージの家具を思わせるようなモダンでストイックな印象を与えます。
木を生かしきるという、中矢さんのものづくりへの真摯な姿勢を感じる器です。
付属のプラスチック容器に水を入れて使う仕様になっています。小ぶりな枝やアイビー、日々を愉しむ草花を入れるのにちょうどよく、インテリアにも馴染みやすい大きさと雰囲気です。 経年による変化も楽しめるため、大切な人への贈り物にもおすすめです。
自然と時間を感じる、生木挽きの花器
富士山麓や山梨県など、近隣の倒木で、唯一無二の作品を生み出す木工作家・中矢嘉貴さん。
切り出されたばかりの「生木」からかたちを削り出し、その後1ヶ月かけて乾燥させます。これにより独特の歪みが生じ、ダイナミックかつ繊細なフォルム、美しい木肌をもつ作品が誕生します。
旋盤で削り出す工程では、樹液のしぶきを浴びることもあり、木の生命を実感するといいます。乾燥中も、プチプチと音を立てながらうつわの形が変わっていくのを実感するとか。生命の営みへの畏怖や感動が、その作品に表れています。
■サイズ Ф55mm(入口) 〜Ф70mm(最大)× h130mm
■素材:カシ
■塗装:鉄媒染+オイル仕上げ
※手作りのため、サイズや色合いに誤差があります。
※水を張ってのご使用はできませんので、必ず付属の容器に水を入れてお使いください。
※長い間水につけたままにしたり、エアコンの吹き出し口近くなど極度に乾燥した場所での保管は避けてください。
※汚れを落とすときは、中性洗剤をご使用の上、柔らかいスポンジでやさしく洗ってください。
※洗い終わったあとは、すぐに乾いた布で拭き取り、風通しのよい場所で乾かしてください。
※ときどき、くるみ油や、オリーブオイルなどをすり込み、しばらくおいたあとよくふきとってください。美しい艶がでてきます。
商品のつくり手について
富士山の麓、富士宮市に工房を構える中矢嘉貴さん。
間伐材や台風による倒木など不要になった富士山麓や山梨県の木を使い、乾燥する前の「生木」を削り出してかたちづくったのちの乾燥させる手法で作品づくりに取り組んでいます。まだ樹液をたっぷり含んだ状態の木を一気に薄く削り込んで成形し、乾燥させることで、乾燥段階における独特の歪みが造形美となり、ダイナミックなフォルムを生み出すのです。
また、「生木」の作品とは対照的に、乾燥木材を用いるコーヒーフィルターホルダーなどのウッド小物には、大手企業の機械設計技師だったという異色の経歴を持つ中矢さんの、緻密な技術や実直な仕事が光ります。中矢さんや奥様の「日常生活の中で、こんなものがあったらいいな」という使い手の目線から生まれたアイテムは、磁石を巧みに用いるなど機能的で暮らしを楽しくしてくれます。
[N Drive 2号 ふじのたから 掲載作家]